タイトルの「ブルーゾーン」とは健康長寿者が数多く集まる特異なエリアのこと。
沖縄、サルディーニャ、ニコジャン半島、ロマリンダ。
そこで生活する「長寿」な人々に対して、ナショナルジオグラフィックのスタッフ達が長寿の秘訣に関する調査を実施して9つのルールにまとめていく。
社会とのつながり、家族との良好な関係、腹八分目。
そこに書かれていることは真新しいものはなく、我々が知っている現代の健康的な生活習慣と乖離するものは決してない。
私のようにダイエットが長続きしない人間にとっては残念な報せであるが、「健康的な習慣の継続に勝る長寿の道はない」ということを、この本は教えてくれる。
平均寿命がどんどんと延びている一方で、「ブルーゾーン」の生活とは程遠い不健康な生活を強いられる現代日本社会。
この本は、そんな現代人に対して「長寿と健康」についてのヒントを与えてくれるバイブルである。
<世界の100歳人に学ぶ「健康」と「長寿」の9つのルール> ルール1 適度な運動を続ける ルール2 腹八分で摂取カロリーを抑える ルール3 植物性食品を食べる ルール4 適度に赤ワインを飲む ルール5 はっきりした目的意識を持つ ルール6 人生をスローダウンする ルール7 信仰心を持つ ルール8 家族を再優先する ルール9 人とつながる
ラッキーなことに私は日本語版を入手することができたが、Amazonでは新品を現在購入することができない。
手に入らない場合は英語バージョンをおすすめする。
書評一覧:目次
Comments