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ブログ管理人:田中ゲイリー
東京都出身。東京大学卒業後、都内金融機関にて投資銀行業務に従事。その後、米国へ留学しMBA(経営学修士)を取得。現在は、上場企業にて経営企画業務に従事する傍ら、副業としてITスタートアップにてCFOとして関与。
Blog Author: Gary Tanaka
CFO of the IT venture company (Data Analytics)
Finance / Corporate Planning / Ex. Investment Banker
University of Tokyo (LL.B) |
University of Michigan, Ross School of Business(MBA)
Tokyo, Japan
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MBAファイナンス:目次
第01回:なぜビジネスパーソンにファイナンスが必要か? 第02回:株主価値の最大化 第03回:日本がアメリカほど豊かになれなかった理由 第04回:現在価値と将来価値 第05回:現在価値と将来価値 例題 第06回:時間的価値の計算 第07回:正味現在価値(NPV)...
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MBAファイナンス①:なぜビジネスパーソンにファイナンスが必要か?
なぜビジネスパーソンにファイナンスが必要となるのでしょうか。 この質問に対して答えるために、まずは多くのビジネスパーソンが所属している会社を巡る「お金の流れ」について見てみたいと思います。 上記の図を見ればわかるように、 ① 企業は資本市場から資金を調達、 ②...
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MBAファイナンス②:株主価値の最大化
ファイナンスにおいては株主にとっての価値の最大化が求められます。 しかし、企業を巡るステークホルダー(利害関係者)は株主だけではありません。 従業員、債権者、消費者、仕入先そして、その会社が所属するコミュニティの人々も企業にとってのステークホルダーと言えるでしょう。...
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MBAファイナンス③:日本がアメリカほど豊かになれなかった理由
第二次世界大戦の焼け野原から、日本は奇跡とも評されるほどの復興を果たしました。1970年代には高度経済成長を謳歌し、日本も先進国の仲間入りをはたしました。 1979年にはアメリカの社会学者エズラ・ヴォーゲルにより「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という著作が出され、勤勉で学習...
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MBAファイナンス④:現在価値と将来価値
ファイナンスの基本的な概念として「現在価値」という用語があります。 もし、同じ100万円をもらえるとしたら、10年後にもらうよりも今日もらう方が良いと思います。 一方で、今日の100万円をもらうのと、1年後の103万円をもらうのでは判断が難しいかもしれません。...
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MBAファイナンス⑤:現在価値と将来価値 例題
下記のいずれのプロジェクトのうち、どちらのプロジェクトのキャッシュフローの現在価値が大きいでしょうか? 但し、いずれのプロジェクトも割引率は10%とします。 A: 4年後に300ドルを受け取ることができる投資 B: 12年後に500ドルを受け取ることができる投資...
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MBAファイナンス⑥:時間的価値の計算
年利7.5%で複利運用できると仮定して、今後25年間毎年5,000ドルずつ受け取りたい場合(受け取りは年度末)には、本日時点で何ドルを持っている必要があるでしょうか? この場合、今後25年間毎年発生する5,000ドルを現在価値に割り引くことで求めることができます。 PV =...
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MBAファイナンス⑦:正味現在価値(NPV)
投資にかかる意思決定をするときの一つの指標として、「正味現在価値(NPV)」を計算することが必要になります。 計算の結果、NPVが正の場合はその投資はすべきということになりますし、NPVが負の場合はその投資はすべきでないということになります。...
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MBAファイナンス⑧:耐用年数の異なる設備投資の比較
企業が投資を複数の設備投資を検討する際、どちらの設備も耐用年数が同じ期間であればトータルでかかるコストの比較は簡単です。 しかし、必ずしも検討している設備の耐用年数が同じとは限りません。 一般的に、高価な設備の投資ほど耐用年数が長く、安価な設備の投資ほど耐用年数が短いもので...
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MBAファイナンス⑨:いつ木材を収穫するか?
新しいプロジェクトへの投資の意思決定をする際、そのタイミングが悩ましいということがあります。 例えば、新しいプロジェクトで製造する商品への需要が増加傾向にあり、その需要の増加率が減少傾向にある場合を考えてみましょう。 一般的に、需要が大きければ大きいほど、より多くの収入が見...
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MBAファイナンス⑩:IRR(内部収益率)
次に内部収益率(IRR, Internal Rate of Return)について説明したいと思います。 IRRはNPV同様、投資をするかいなかの意思決定をする際の指標です。 IRRの定義を簡潔に定義すると「NPVがゼロとなる時の割引率」です。...
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MBAファイナンス⑪:複数のプロジェクトからどのプロジェクトを採用すべきか?
検討しているプロジェクトが1つのみであれば、IRRが割引率よりも大きければそのプロジェクトは実施するべきということになります。 しかし、実際のビジネスの世界では、複数のプロジェクトを同時並行で検討していて、1つのプロジェクトを採用すると、他のプロジェクトは実行できずどちらか...
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MBAファイナンス⑫:その他の投資指標
投資の意思決定をする際に有用な他の指標を2つほど説明したいと思います。 一つ目は収益性指標(PI)です。PI は将来キャッシュフローの現在価値(PV)を初期投資額で割ることで求められます。 PI が1より大きい場合は、NPVが正という関係が成り立ちます。 従って、PI...
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MBAファイナンス⑬:プロジェクトへの資金の分配
NPVの計算においては、NPVが正のプロジェクトに必要な資本が調達できるという前提を置いています。 この考え方は現実離れしているかのように思われますが、決して荒唐無稽ということはありません。 なぜならば、市場が完全に効率的であるとすれば、企業にプロジェクトの機会があり、その...
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MBAファイナンス⑭:投資の意思決定 例題
前回の記事の通り、複数のプロジェクトから投資対象を決定する際には、その順位付けをどのように行うかが重要となります。 具体例で考えてみましょう。 あなたはある会社のCFOで、1,000千円の予算からどのプロジェクトに投資するかを決めなければなりません。...
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MBAファイナンス⑮:将来キャッシュフロー予測の留意点
今までの記事では、ファイナンスの基本的な用語について説明してきました。 将来発生するキャッシュフローを割引率(資本の機会コスト)で割り引くことで、NPVが算定できることは既に述べた通りです。 計算自体はエクセルや金融電卓があれば簡単にできますが、実際のビジネスの世界では計算...
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MBAファイナンス⑯:機会費用と埋没費用
次に、投資の意思決定をする際の重要な2つの概念について説明したいと思います。 それは「機会費用」と「埋没費用」です。 複数のプロジェクトの選択肢がある中で、同一期間中に最大の利益を生むプロジェクトとそれ以外のプロジェクトとの利益の差のことです。...
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MBAファイナンス⑰:キャッシュフロー計算のステップ① 減価償却費/販売費及び一般管理費
プロジェクトから発生する事業のキャッシュフローの計算は以下の計算式によって計算することになります。 今回の記事では、特に注意すべきポイントである減価償却費、販売費及び一般管理費の取り扱いについて解説します。 一般的に、企業の損益計算書では営業利益は 売上高 - 売上原価 -...
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MBAファイナンス⑱:キャッシュフローの算定ステップ② 運転資本
次に、⑪の運転資本について説明します。 プロジェクトを実行する場合、一般的にはキャッシュの受け取りが発生する前に、キャッシュの支払いが生じることになります。 例えば、原材料費の購入代金の支払いが必要になりますし、商品の製造が完了しても、販売されるまでは在庫として積みあがって...
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MBAファイナンス⑲:キャッシュフローの算定ステップ③ インフレーション・設備の売却
次に将来のキャッシュフローの計算をするときに、インフレの影響をどう反映すべきか考えてきましょう。 インフレとは貨幣の価値が減少することです。 新興国など経済成長が想定されている国においては、急速なインフレが予想されることがあります。...
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