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ブログ管理人:田中ゲイリー
東京都出身。東京大学卒業後、都内金融機関にて投資銀行業務に従事。その後、米国へ留学しMBA(経営学修士)を取得。現在は、上場企業にて経営企画業務に従事する傍ら、副業としてITスタートアップにてCFOとして関与。
Blog Author: Gary Tanaka
CFO of the IT venture company (Data Analytics)
Finance / Corporate Planning / Ex. Investment Banker
University of Tokyo (LL.B) |
University of Michigan, Ross School of Business(MBA)
Tokyo, Japan
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MBAファイナンス①:なぜビジネスパーソンにファイナンスが必要か?
なぜビジネスパーソンにファイナンスが必要となるのでしょうか。 この質問に対して答えるために、まずは多くのビジネスパーソンが所属している会社を巡る「お金の流れ」について見てみたいと思います。 上記の図を見ればわかるように、 ① 企業は資本市場から資金を調達、 ②...
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MBA経営戦略①:経営戦略とは何か?
まずは、経営戦略(ストラテジー)とは何かというところからスタートしたいと思います。 一口に経営戦略といっても、人によって思い浮かべる意味は異なると思います。 研究者や機関によっても様々な定義を置いています。下記はその一例です。 私なりの解釈としては、...
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MBA経営戦略②:経営戦略の分析手法
分析対象の企業の経営戦略を分析する際には、2つのアプローチが考えられます。 1つ目は企業を取り巻く「外部環境を起点としたアプローチ」、2つ目はその企業が有する「内部リソースを起点としたアプローチ」です。 下の図は、それぞれのアプローチをする際に立てる問いの順番についてまとめ...
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MBAファイナンス②:株主価値の最大化
ファイナンスにおいては株主にとっての価値の最大化が求められます。 しかし、企業を巡るステークホルダー(利害関係者)は株主だけではありません。 従業員、債権者、消費者、仕入先そして、その会社が所属するコミュニティの人々も企業にとってのステークホルダーと言えるでしょう。...
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MBA経営戦略③:経済的利益の分析
前の記事では、デュポンモデルについて説明しましたが、経営戦略を財務情報から分析する別のアプローチを説明したいと思います。 それは、経済的利益(Economic Profit)を分解するアプローチです。 まずは、経済的利益から説明したいと思います。経済的利益は、負債株式で調達...
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MBAファイナンス③:日本がアメリカほど豊かになれなかった理由
第二次世界大戦の焼け野原から、日本は奇跡とも評されるほどの復興を果たしました。1970年代には高度経済成長を謳歌し、日本も先進国の仲間入りをはたしました。 1979年にはアメリカの社会学者エズラ・ヴォーゲルにより「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という著作が出され、勤勉で学習...
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MBAファイナンス④:現在価値と将来価値
ファイナンスの基本的な概念として「現在価値」という用語があります。 もし、同じ100万円をもらえるとしたら、10年後にもらうよりも今日もらう方が良いと思います。 一方で、今日の100万円をもらうのと、1年後の103万円をもらうのでは判断が難しいかもしれません。...
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MBA経営戦略④:経営戦略マネジメント
企業は全社、ビジネス・部門、部署(機能)という複数の階層によって成りたっています。 組織のなかで求められる役割や機能が異なるように、それぞれのレベルによって経営戦略立案の際に検討すべき事項というのも異なってきます。 全社レベル(全社戦略)...
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MBAファイナンス⑤:現在価値と将来価値 例題
下記のいずれのプロジェクトのうち、どちらのプロジェクトのキャッシュフローの現在価値が大きいでしょうか? 但し、いずれのプロジェクトも割引率は10%とします。 A: 4年後に300ドルを受け取ることができる投資 B: 12年後に500ドルを受け取ることができる投資...
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フルタイムMBA留学にかかる費用
今回の記事では、準備段階から、2年間(正確には約20カ月)のアメリカ留学でMBA取得にかかった費用についてできるだけ詳細に説明したいと思います。 学費は学校毎にばらつきがありますし、生活費も居住エリアによって異なりますが、この情報が参考になれば幸いです。...
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MBA経営戦略⑤:プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)
一般的に、企業は創業した時は特定の1つのビジネスからスタートします。 しかし、成長して規模が拡大につれて、顧客の範囲や商品・サービスの範囲が拡大し、異なる複数のビジネスを展開することになります。 CEOなどの経営陣は複数のビジネスを展開する際、リソースの配分について以下の問...
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MBAファイナンス⑥:時間的価値の計算
年利7.5%で複利運用できると仮定して、今後25年間毎年5,000ドルずつ受け取りたい場合(受け取りは年度末)には、本日時点で何ドルを持っている必要があるでしょうか? この場合、今後25年間毎年発生する5,000ドルを現在価値に割り引くことで求めることができます。 PV =...
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MBA経営戦略⑥:企業のコアコンピタンスとは何か?
企業のリーダーが企業の分析をする際に必要な視点が、「コアコンピタンスは何か?」という視点です。 コアコンピタンスとはビジネスにおける「コア」、すなわち中核となる強みのことを言います。 言い換えると、「競合他社より優れた強み」「競合他社が模倣することのできない強み」といえます...
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MBAファイナンス⑦:正味現在価値(NPV)
投資にかかる意思決定をするときの一つの指標として、「正味現在価値(NPV)」を計算することが必要になります。 計算の結果、NPVが正の場合はその投資はすべきということになりますし、NPVが負の場合はその投資はすべきでないということになります。...
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MBA経営戦略⑦:ポーターの「5フォース分析」とは何か?
外部環境を分析する際のフレームワークとして最も有名なものが、ポーター教授がその著書『競争の戦略』にて提唱した「5フォース分析」です。 「5フォース分析」では、業界内における競争の性質を決定する5つの力を分析することで、その業界の魅力度と業界における自らのポジショニングを明ら...
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MBAファイナンス⑧:耐用年数の異なる設備投資の比較
企業が投資を複数の設備投資を検討する際、どちらの設備も耐用年数が同じ期間であればトータルでかかるコストの比較は簡単です。 しかし、必ずしも検討している設備の耐用年数が同じとは限りません。 一般的に、高価な設備の投資ほど耐用年数が長く、安価な設備の投資ほど耐用年数が短いもので...
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MBA経営戦略⑧:ポーターの「3つの基本戦略」
ポーターは「経営戦略の基本的な類型として、3つの戦略がある」と述べています。 今回は、この3つの基本戦略について説明します。 個別戦略や戦術については様々なパターンがありますが、経営戦略の類型としては次の3つのいずれかに分類されるので、自社のリソースを勘案した上でどの戦略が...
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書評:『グロービスMBAマーケティング』グロービス経営大学院
古典的なマーケティング理論である「STP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)」「マーケティング(4P)」の解説をベースとしつつ、デジタルメディアの進化へ踏まえた顧客とのコミュニケーションについても言及されており、第3版から大きく変化している。...
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MBAファイナンス⑨:いつ木材を収穫するか?
新しいプロジェクトへの投資の意思決定をする際、そのタイミングが悩ましいということがあります。 例えば、新しいプロジェクトで製造する商品への需要が増加傾向にあり、その需要の増加率が減少傾向にある場合を考えてみましょう。 一般的に、需要が大きければ大きいほど、より多くの収入が見...
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MBA経営戦略⑨:ポーターの価値連鎖(Value Chain)とは?
前の記事では、企業の戦略は「コストリーダシップ戦略」と「差別化戦略」に大別されると説明しました。 では、企業はどのようにコストを減らし、差別化するのでしょうか? ポーターが、企業の生み出す価値がどのアクテビティによってもたらせるかを分析するために提唱したフレームワークが「価...
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