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ブログ管理人:田中ゲイリー
東京都出身。東京大学卒業後、都内金融機関にて投資銀行業務に従事。その後、米国へ留学しMBA(経営学修士)を取得。現在は、上場企業にて経営企画業務に従事する傍ら、副業としてITスタートアップにてCFOとして関与。
Blog Author: Gary Tanaka
CFO of the IT venture company (Data Analytics)
Finance / Corporate Planning / Ex. Investment Banker
University of Tokyo (LL.B) |
University of Michigan, Ross School of Business(MBA)
Tokyo, Japan
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MBAファイナンス㉜:利子の期間構造(利回り曲線)とは何か?
同じ企業が発行する債券であったとしても、その最終利回り(YTM)は満期までの期間によって異なります。 一般的に、満期までの期間が長い債券ほどYTMは高くなります。 (満期までの期間が短い債券の方がYTMが高くなる場合もあります。)...
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MBAファイナンス㉝:純粋期待仮説と流動性選好説
次に、純粋期待仮説について説明します。 純粋期待仮説は、長期の金利は将来の短期の金利の期待値によって決定されるという理論です。 前回の記事での例題で考えてみると、マーケットの期待する1年後の1年債の利回りは9.5%ということになります。...
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MBAファイナンス㉞:株式のプライシング
過去数回の記事では、債券に関して説明しましたが、これからの数回は株式について説明します。 発行時点で利息と元本の支払いについて確定している債券に対して、株式の価格の評価は以下の点で複雑になります。 ・株主は会社の残余財産(純資産)に対する所有権を有しています。...
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MBAファイナンス㉟:投資機会と企業価値の関係
今回の記事では、企業の投資機会がどのように株価や企業価値に影響を与えるかについて説明したいと思います。 まずは、企業の価値とは何かについて解説したいと思います。 企業の価値は、次の2つの価値を合計することによって計算することができます。...
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MBAファイナンス㊱:PER(株価収益率)とは何か?
今回の記事では、株式の収益性を図る指標としてPER(株価収益率)について説明します。 PERは上場企業の場合は、公開情報によって簡単に計算することができ、上場企業同士を比較する上で非常に便利なので、是非覚えて活用してみてください。 PERは以下の計算式で表すことができます。...
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MBAファイナンス㊲:PERとPVGO ケース
PER(株価収益率)とPVGO(成長機会の現在価値)について具体的な事例をもとに考えてみましょう。 1990年代のアメリカ企業のPERを見てみたいと思います。 以下の表は、1994年と1996年における各社のPERを示しています。...
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MBAファイナンス㊳:資本市場の効率性、ランダムウォーク理論
企業はビジネスに必要な資金を投資家市場、すなわち資本市場より調達します。 その際に、企業は投資家たち出し抜いて、本来支払うべき金利よりもより安い利回りで資金を調達することは可能でしょうか? この際に意識しなければいけないのが、資本市場が株式や債券などの金融商品の価格を決定す...
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MBAファイナンス㊴:ウィークフォームの効率性,ファンダメンタル分析
前の記事の結論の通り、過去の金融商品の価格は将来の価格を予想するのに役に立たないという考え方を「ウィークフォームの効率性」といいます。 この「ウィークフォームの効率性」については、それを支える多くの統計データや研究結果があります。...
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MBAファイナンス㊵:ストロングフォームの効率性
すべての情報が公開されると速やかに株価に反映されるという市場の効率性を「セミストロングフォームの効率性(Semi-strong form efficiency)」といいます。 このような市場においては、新しく公表された情報を投資に利用しても遅いということになります。...
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MBAファイナンス㊶:市場の効率性まとめ
最後に3つのフォームの効率性についての復習です。 ウィークフォームの効率性:過去の金融商品の価格は、将来の金融商品の価格を予想することに関しては役に立たたないというものです。この効率性のもとでは、過去の価格のトレンドから将来の価格を予測するテクニカル分析は有用でないとされま...
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MBAファイナンス㊷:金融商品のリターンと分散投資
企業が資本市場が資金を調達することは、過去の記事で述べた通りです。 これから数回の記事では、投資家の目線からのファイナンスについて説明したいと思うます。 資本市場には様々な種類の金融商品があり、投資家はそのなかから自分たちの期待するリターンや、リスクに対する選好に応じて投資...
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MBAファイナンス㊸:投資の分散効果
投資の分散効果を具体例で考えてみましょう。 銀行、証券会社、サービサー(債権回収会社)のそれぞれのリターンが、好況・普通・不況の場合下記の通りであったとします。また、それぞれの経済状態の発生する確率は等しく1/3ずつであると仮定します。...
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MBAファイナンス㊹:効率的フロンティア
前回の記事の例では、2つの金融商品のリターンも分散も同じ場合でしたが、リターンと分散が異なる2つの金融商品の場合を考えてみましょう。ここでは、共分散は0と仮定します。 縦軸にリターンを、横軸に標準偏差をプロットしたものが下記になります。...
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MBAファイナンス㊺:資本市場線
分散投資によるリスクの減少を最大化するには、投資家はマーケット全体と同じ構成のポートフォリオを持つ必要があります。 マーケット全体と同じ構成のポートフォリオとは、株式だけでなく債券・不動産・その他の投資対象の加重平均によって構成されたポートフォリオです。...
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MBAファイナンス㊻:システマティックリスク
株式に投資する際、投資家は2種類のリスクに考慮に配慮しなければなりません。 1つ目は、経済動向のようにマーケット全体に影響を与えるマーケットリスクです。このリスクは、全ての金融商品に影響を与えます。 例えば、もしある国の経済が不況になれば、その国の大半の企業の業績は悪化する...
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MBAファイナンス㊼:β(ベータ)
分散投資を行っても取り除くことができないマーケットリスクが存在するのは前の記事の通りです。 このマーケットリスクに対する個別銘柄のリスクを測定する係数が「β(ベータ)」です。 βはマーケット全体の株式が1%変化した時に、特定の銘柄が何%変化したかを測る指標です。マーケット全...
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MBAファイナンス㊽:CAPM(資本資産価格モデル)とは何か?
投資の意思決定をする際に、将来発生するキャッシュフローを割引率を用いて割引くということは過去の記事で述べた通りです。 では、どのようにその割引率はどのように求めればよいでしょうか? 今回の記事では、割引率を計算する方法について説明していきます。 CAPM(Capital...
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MBAファイナンス㊾:CAPM例題
実際にCAPMを使用して、特定の銘柄の期待リターンを計算してみましょう。 マーケットに対するリターンが12%で、同期間のリスクフリーレートが3%の時、マーケットリスクプレミアムは 12 – 3 = 9%となります。 現在のリスクフリーレートが2%の時、個別銘柄のβ=1の時、...
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MBAファイナンス㊿:資本コスト
これから数回の記事にて、企業が投資家から資本を調達する際に支払うコストについて説明します。 まずは、基本的な用語の説明からです。 前回までの記事の復習ですが、資本コストを別の側面から見てみましょう。 ※リスクフリーレートは米財務省短期証券や日本国債のように、投資家がリスクを...
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MBAファイナンス51:株主資本コスト、負債コスト
に CAPM(資本資産価格モデル)により、株主資本コストは下記のように表現できます。 リスクフリーレート:米では財務省短期証券や国債、日本では10年国債等の現在の利回り エクイティリスクプレミアム: 過去の株式マーケット全体のリターンのリスクフリーレートに対する超過リターン...
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