この本は、今日の延長線上に未来があるという前提で、あらゆるデータから導かれるありのままの未来を描く。
全般的に非常にモデレート(穏健)な内容であり、読んでいて違和感のないストーリーであるが、ベンチャーキャピタリストが書いたような未来予測本のような刺激はない。
自然災害、人口爆発、温暖化、自動運転など内容自体はそこまで真新しいものはない。
ただし、これらの未来はほぼ間違いなく実現する未来であり、これらの未来に対して対応策を用意することはビジネスマンにとって最低条件であるように思われる。
日本企業が外部環境認識を行うという目的であれば、この本は十分に役立つと思う。
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