以前、会社の研修の一環としてグロービスに通っていた時に参考書籍として薦められて読了。
「考える」という営みを私たちは様々な場面で行っている。
しかし、考えているつもりであったとしても、考え方の深度が不十分であったり、考える方向性が不適切であったるということは少なくない。
本書で習得することができるクリティカル・シンキングは物事の考え方の基本となるスキルであり、シリーズの他のジャンルを読む前に読むべき本である。
ビジネスに必須の論理的思考力を、豊富な演習問題とケースを通して身につけることができるように構成されている。
そして、それぞれの章にチェックポイントが記載されており、論理的思考能力を発揮する上での踏むべきステップが明確になっている。
物事を考える作法について自分なりの型を持っていくことで、思考のスピードをクオリティが圧倒的に向上する。
日々目にするニュースやや本が与えてくれる情報をより深く整理された形で理解できるようになる。
効率的・効果的なコミュニケーション、相手を説得して自分の意見を通しやすくなるなど、クリティカル・シンキングは日々の生活に様々な副次的効果をもたらしてくれる。
目次
第1章 論理展開
Ⅰ 演繹的思考・帰納的思考
Ⅱ 論理展開のチェックポイント
Ⅲ 演習問題
第2章 因果関係
Ⅰ 因果関係とは
Ⅱ 因果関係を考える際のチェックポイント
Ⅲ 演習問題
第3章 解く技術
Ⅰ 事象を構造化する
Ⅱ 事象の構造化のチェックポイント
Ⅲ 演習問題
第4章 伝える技術
Ⅰ 論理を構造化する
Ⅱ 論理の構造化のチェックポイント
Ⅲ 演習問題
第5章 ケーススタディ
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