top of page

書評:『「空腹」こそ最強のクスリ』青木厚

更新日:2021年5月17日




ダイエットを開始する際に参考にした書籍であり、私の現在の食習慣のベースとなっている。

この本の健康法は糖質制限やリモートワークと非常に親和性の高い手法であると思う。


私たちは幼少期から1日3食の食事を摂取することを当たり前と考えており、大人になっても

その習慣を継続している人が大半である。

しかし、1日3食ががベストな食習慣であるということを証明する科学的根拠はないのである

むしろ、内臓に必要な休憩時間(10時間)を取ることができないことで、太るだけでなく免疫力の低下や様々な病を引き起こすのである。


そして、本書の提唱する健康法は「何を食べるか」ではなく「1日のうち16時間は何も食べない」という非常にシンプルなものである。


敢えて「食べない時間を作る」はという健康は、特別な食事や器具も不要で、最もコストのかからない(つまり、「無料」)ものである。


また、この健康法の取り組みやすいところは、「16時間」という数字にのみフォーカスして取り組めばよいので、あまりあれこれ考えなくてもできる健康法ということである。

通常の日であれば、食事を摂取するのは10時~18時のみと決めればよいし、会食で21時まで食事の予定があるなら、逆算して13時までは何も食べないというルールを設定さえすればよい。


もちろんスタートしたばかりの時は、空腹がひどくて何かを食べないと仕事に集中できないような状況というのはあると思う。

本書では、そのような場合の救済策についても紹介されている。


本書の提唱する半日断食により、オートファジーが機能し、全身の細胞が活性化されみるみる修復されていくのである。


また、食べる時間を制限するということにより、「1日3食」という不健康な固定観念から脱却することができる。


高カロリーの食事が氾濫している現代においては、律儀に3食食べる必要はないのである。

むしろ、糖質の過剰摂取や肥満は、糖尿病、がん、心臓病、脳卒中などの病気のリスクを高めてしまう


私自身もスポーツをするために大量のカロリーを摂取していたということもあり、社会人になっても「1日3食」という惰性的な習慣から脱却することができていなかった。


この本を読むまでは、加齢とともに代謝が落ちていくにもかかわらず、1日3食という不健康なライフスタイルを続けた結果、スポーツをしているのに肥満寸前という始末であった。


しかし、この本を読んだおかげで、1日3食食べなくても、仕事中も脳はきちんと働くし、体調には全く支障が生じないということに気づくことができた。


むしろ、健康的な便通であったり、運動時や入浴時の発汗であったり、加齢に伴う衰えが改善したということを実感する日々を送ることができている。


まだ開始してから1か月強であり、中長期的に機能するかを試せていないが、大きな問題が生じない限りは、「1日のうち16時間食事をしない」という習慣を継続していきたい。



ポイント

・食べない時間(空腹の時間)を増やす。1日のうち16時間は何も食べない。

・1日3食は惰性であり食べすぎ。肥満や糖質の過剰摂取につながる。

・空腹によりオートファジー状態になり、古い細胞が生まれ変わる。


※上記はあくまで、普段運動をしていない方を想定した健康法であり、ハードなトレーニングをするような方は、回復や筋肥大のために栄養が必要である点にはご注意ください。



目次

第1章 「一日3食しっかり食べる」「空腹な時間を作る」どちらが長寿と健康をもたらすか

第2章 無理なく「空腹」を作り、体を蘇らせる食事法

第3章 「糖」がもたらす毒を、「空腹」というクスリで取り除く

第4章 「空腹力」を高めれば、これだけの病気が遠ざかる!




書評一覧:目次


閲覧数:122回

最新記事

すべて表示

書評一覧

ブログ管理人:田中ゲイリー

東京都出身。東京大学卒業後、都内金融機関にて投資銀行業務に従事。その後、米国へ留学しMBA(経営学修士)を取得。現在は、上場企業にて経営企画業務に従事する傍ら、副業としてITスタートアップにてCFOとして関与。
Blog Author: Gary Tanaka

CFO of the IT venture company (Data Analytics)

Finance / Corporate Planning / Ex. Investment Banker

University of Tokyo (LL.B) |

University of Michigan, Ross School of Business(MBA)

Tokyo, Japan

illust553 (1).jpg
bottom of page