歴史・文学・芸術・科学・音楽・哲学・宗教の7分野について日本人が学ぶべき世界基準の教養について、1日5分ずつ読み進めながら身につけようというなか面白い試み。
最初は、テーマがページ毎に変わることにイライラするのだが、読み進めるにつれて、7日に1回しか同じテーマが来ないことは、読者を飽きさせない工夫なのだと気づかせられる。
そもそも教養は一つのテーマだけに留まるものではなく、他のテーマの教養と連関することでより深いインサイトを与えてくれる。
もちろん、1日1ページのみの各テーマについて深い知識を習得していくということはできないので、この本をきっかけに新たな本へとステップアップするという読み方になると思う。
日本人に馴染みのないテーマが多いかもしれないが、世界の知識層・エリート層はこの本に書かれているレベルのことは当然に知っている。
確かに、日本で生まれて一生を日本で過ごすのであれば、この本の知識は必要ないかもしれない。
もし、世界で活躍したいと思っているのであれば、この本の知識はきっとその後の人生を豊かにしてくれるだろう。
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