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書評:『昭和16年夏の敗戦』猪瀬直樹

更新日:2021年4月9日



太平戦争開戦前夜、4年後の敗戦は内閣直属の総力戦研究所に属する若きエリート集団によって予見されていた。

彼らは、奇襲作戦の序盤の有利からの、米国の圧倒的な物量による逆転と戦争の長期化、ソ連の参入すらも予見していたのである。

総力戦研究所の結論は「日米開戦はなんとしても避けねばならない」というものであった。


そうした予見にもかかわらず、日本は開戦へと突き進んでいく。

客観的なデータやファクトの分析を無視し、無謀な戦争へと突入したプロセスを克明に描き、日本的組織の構造的欠陥を描く。


この本に描かれているのは過去の歴史でありながら、同じような日本的組織の構造は現代の日本にも厳然と残されている

これを多くの日本人が属する組織に置き換えながら読むとなかなか面白いと思う。




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ブログ管理人:田中ゲイリー

東京都出身。東京大学卒業後、都内金融機関にて投資銀行業務に従事。その後、米国へ留学しMBA(経営学修士)を取得。現在は、上場企業にて経営企画業務に従事する傍ら、副業としてITスタートアップにてCFOとして関与。
Blog Author: Gary Tanaka

CFO of the IT venture company (Data Analytics)

Finance / Corporate Planning / Ex. Investment Banker

University of Tokyo (LL.B) |

University of Michigan, Ross School of Business(MBA)

Tokyo, Japan

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