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書評:『メモの魔力』前田裕二

更新日:2021年5月8日



「メモが人生を変える」と言われると、なかなか信じられないかもしれない。


私も初めてこの本を読んだ時はある種の胡散臭さを感じており、最初はすっきりとメモの効力について理解することができなかった。

著者のメッセージが漸く腹落ちしたのは、実際に本書の内容をまとめるためにメモとして構造化した時である。


まずは、メモの定義からであるが、メモには大きく分けて2種類のものがある。

それは、「記録」のメモと、「知的生産」のメモである。


多くの人は、「記録」としてのメモは活用しているかもしれない。

しかし、「知的生産」のメモまで活用できているビジネスパーソンは稀である。

本書では、著者の前田裕二氏が「知的生産のメモ」を通じて、実際にどのように創造性を発揮するのかのやり方について解説している。


「知的生産のメモ」の大きなメリットとしては、考えやアイデアを言語化し、図形を活用してビジュアル化することにより情報が構造化され、より理解を深めることができる


また、真剣にメモを取ることは副次的効果として、話し手に対して好印象を与え、相手側からよりより深い話を聞くことが可能となる。


メモというインターフェイスによって、「ファクトの把握→抽象化(法則の発見)→アクションへの転用」というプロセスを経るのが「知的生産のメモ」の具体的な方法である。


具体例としては、前田氏が社長として運営している動画配信サービスShowroomも、この「知的生産のメモ」のステップを通じて着想を得たとのことである。


歌手としての実体験から、アーティストの効率的なマネタイズ手法としての双方向コミュニケーションがShowroomという巨大動画配信プラットフォームを生み出したのである。



私たちは日常でも職場でも、メモを取る機会は頻繁にある。

しかし、そのメモの取り方について周囲から教わる機会は滅多にない。

本書は、メモを創造的・効率的に書いて、メモのメリットを最大限活用する手法を教えてくれる良書であると思う。



目次

序章 「メモの魔力」を持てば世界に敵はいない

第1章 メモで日常をアイデアに変える

第2章 メモで思考を深める

第3章 メモで自分を知る

第4章 メモで夢をかなえる

第5章 メモは生き方である

終章 ペンをとれ。メモをしろ。そして人生を、世界を変えよう



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ブログ管理人:田中ゲイリー

東京都出身。東京大学卒業後、都内金融機関にて投資銀行業務に従事。その後、米国へ留学しMBA(経営学修士)を取得。現在は、上場企業にて経営企画業務に従事する傍ら、副業としてITスタートアップにてCFOとして関与。
Blog Author: Gary Tanaka

CFO of the IT venture company (Data Analytics)

Finance / Corporate Planning / Ex. Investment Banker

University of Tokyo (LL.B) |

University of Michigan, Ross School of Business(MBA)

Tokyo, Japan

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