企業は原則的に事業を継続する存在であるはずである。
では、永続する企業を作るためにどうすれば良いか。
永続する企業とは、CEOが後退し、主力商品のライフサイクルが終わっても、永続し続ける企業のことである。
この本は、3M、GE、IBM、P&G、アメックス、ボーイング、ディズニー、ジョンソン・エンド・ジョンソン、マリオット、メルク、ソニーなど、「最高のなかの最高」の優良企業が、なぜ時代の変遷を乗り越えて、ライバル企業よりも優れた業績を上げてきたのかを、膨大のリサーチと徹底的な分析と競業企業との比較から読み解こうとする。
外部環境の変化や内部リソースの変化という、「時の試練」を越えることができた企業には以下の共通点がある。
時を告げるのではなく、時を作る。
「ANDの才能」を重視する。
基本理念を維持し、進歩を促す。
一貫性を追求する。
永続する企業の「基本理念」は社会や環境が変化しても、その一貫性を失うことはない。
一方で「基本理念」以外は進歩・変化をし続けなければならない。
この本は30年前に書かれた本であるが、その内容は色あせることはないということを、この本で取りあつかわれた企業が今も「最高のなかの最高」であり続けることが物語っている。
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