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書評:『ストーリーとしての競争戦略』楠木 健

更新日:2021年5月17日



成功を収め持続している企業は、戦略が流れと動きを持った「ストーリー」として組み立てられている


戦術や戦闘などの現場レベルの施策はそれぞれが個別になされるべきものではなく、戦略と有機的な繋がりをもってなされるべきものである。


ケースを通じて、一見すると断片的に見える情報や、一見すると不合理に見える各ステークホルダーの意思決定が一つのストーリーとして繋がり、「全体最適を実現し、他社には模倣できない競争優位性を実現していることを教えてくれる。


本書のメッセージとして非常に興味深かったのは一見非合理的な判断が、全体最適の観点からは、持続的な競争優位を支えていることもあるということである。


むしろ、合理的でしかない意思決定は、より強力な競合企業にとっては当然思いつくものであり、容易に模倣されてしまうという欠点があるのである。


ビジネスの現場で個別の施策の是非を考えるとき、それを単独で評価するのではなく、全体のストーリーの中で考えなければならない。


筆者の機知に富んだ小気味いい文章に魅了され、厚さを感じず一気に読むことが出来た。この本自体のストーリーもよく構成されていると思う。




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ブログ管理人:田中ゲイリー

東京都出身。東京大学卒業後、都内金融機関にて投資銀行業務に従事。その後、米国へ留学しMBA(経営学修士)を取得。現在は、上場企業にて経営企画業務に従事する傍ら、副業としてITスタートアップにてCFOとして関与。
Blog Author: Gary Tanaka

CFO of the IT venture company (Data Analytics)

Finance / Corporate Planning / Ex. Investment Banker

University of Tokyo (LL.B) |

University of Michigan, Ross School of Business(MBA)

Tokyo, Japan

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