一般的なMBAスクールの説明会では、大学の提供するかカリキュラム中心となりがちです。たとえ、質疑応答の時間があっても、学習以外について質問するのはハードルが高いと思います。
今回の記事では、海外MBA留学のメリットのうち課外活動にフォーカスしてまとめて解説します。
1. クラブ活動
2. ビジネスコンテスト
3. スポーツ観戦
4. スポーツをする機会
ビジネススクールには多くのクラブ活動がありますが、大半は卒業後のキャリアビルディングを視野に入れたものです。
例えば、卒業後にコンサルティング業界に就職したい生徒はコンサルティングクラブへ、金融業界への就職を目指す生徒はファイナンスクラブに入会します。
また、就職を希望するエリア毎に国ごとのクラブがあります。
(スポーツクラブもありますが、留学生で参加する学生は少数です。)
私は、社費派遣でしたので就職活動をするつもりはなかったのですが、ファイナンスクラブと日本人クラブに所属していました。
クラブによって、数十ドルの年会費は必要になりますが、それぞれの業界の第一人者をゲストスピーカーとして招いて開催される講演会への参加が可能になり、セミナーや研修を割引価格で受講できるなどのメリットを享受することができます。
また、クラブ活動の最大のメリットは、先輩の就職活動に関する経験談が共有され、就職が決まった先輩メンバーから面接のアドバイスを受けることができることです。
クラブの部長等の役職はメンバーの互選によって選出されるのですが、役職につくことが就職活動をする上でもアピールポイントになるため、就職活動に本気度の高い生徒ほど積極的に立候補することになります。
それぞれのクラブの開催するイベントの頻度はあまり多くはありませんが、卒業後のキャリアがかかっているので、多くの学生が真剣に参加するのがMBAスクールでのクラブ活動です。
MBAでは、必修のカリキュラムの中でのAction Based Learningのように、卒業後のキャリアを疑似体験できるものもあります。
それに加えて、課外活動としてハッカソンやピッチイベントのようなコンテストを通じて、授業で習得した知識をアウトプットする機会も提供されています。
コンテストは就職活動としての側面があり、ハッカソンではデータ系を専攻する学生が、t投資に関する提案をするピッチイベントではファイナンス系を専攻する学生が多く参加します。
これらのコンテストにはスポンサーもついていることが一般的で、入賞者に賞金が支払われるだけでなく、終了後の懇親会では審査員とのリレーションを構築することも可能です。
アメリカは大学スポーツが非常に盛んであり、スポーツシーズンになると街を挙げて大学チームを応援します。
私が通っていたミシガン大学は野球やバスケも強いですが、アメリカンフットボールが特に人気でホームゲームでは毎試合10万人以上を動員します。
試合のある週は、金曜日から大学のあるAnn Arborの街全体がアメフト一色になります。
ほぼ全ての学生が大学のオリジナルグッズを身に着けて、一体となって応援することで、母校愛が醸成されていくのです。
私の通っていたRossは「コラボラティブな校風」と評されることがありますが、その校風が醸成される過程で学生スポーツの果たした役割が大きいと感じています。
アメリカではフィットネスジムに定期的に通うことが一般的なライフスタイルとなっています。
大きなアパートメントであれば建物毎にジムがありますし、Rossの場合はビジネススクールの中にもジムがあり(有料)、徒歩で5分の所にも大学全体のジムがありました。
トレーニングへのハードルは非常に低く、多くの同級生や教授陣も暇を見つけてはジムを通うので、私も感化されて授業の合間にクラスメイトとフリーウェイトをしていました。
日本のジムでは見ることができないアメリカ人の筋骨隆々な姿を見ると、トレーニングの大きなモチベーションとなります。
そして、アメリカに留学している間に絶対やっておくべきスポーツがゴルフです。
東京に住んでいて近郊のゴルフ場でプレーする場合は往復の移動に数時間かかり、土日にプレーする場合は1万円以下でプレーすることは困難です。
一方で、アメリカの田舎町では街に多くのゴルフ場があり、プレー料金も20~30ドルと非常に安価で、途中の食事休憩もないので、隙間時間に4時間程度でふらっとプレーすることが可能です。
日本に帰国して思い返してみても、アメリカに住んでいる間にもっとゴルフをしておくべき
であったとの後悔の日々です。
かなり私見の入った記事になってしまいますが、アメリカに留学される方はゴルフを上達して帰国して欲しいと思います(笑)
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