top of page

The knowledge of all things is possible.
.jpg)
ブログ管理人:田中ゲイリー
東京都出身。東京大学卒業後、都内金融機関にて投資銀行業務に従事。その後、米国へ留学しMBA(経営学修士)を取得。現在は、上場企業にて経営企画業務に従事する傍ら、副業としてITスタートアップにてCFOとして関与。
Blog Author: Gary Tanaka
CFO of the IT venture company (Data Analytics)
Finance / Corporate Planning / Ex. Investment Banker
University of Tokyo (LL.B) |
University of Michigan, Ross School of Business(MBA)
Tokyo, Japan
お問い合わせ |
検索


MBAファイナンス⑱:キャッシュフローの算定ステップ② 運転資本
次に、⑪の運転資本について説明します。 プロジェクトを実行する場合、一般的にはキャッシュの受け取りが発生する前に、キャッシュの支払いが生じることになります。 例えば、原材料費の購入代金の支払いが必要になりますし、商品の製造が完了しても、販売されるまでは在庫として積みあがって...


MBAファイナンス⑲:キャッシュフローの算定ステップ③ インフレーション・設備の売却
次に将来のキャッシュフローの計算をするときに、インフレの影響をどう反映すべきか考えてきましょう。 インフレとは貨幣の価値が減少することです。 新興国など経済成長が想定されている国においては、急速なインフレが予想されることがあります。...


MBAファイナンス⑳:キャッシュフローの算定 例題
次に例題をベースに、プロジェクトを実施するべきかを考えてみましょう。 下記の表は検討しているプロジェクトの概要を表している。 あなたは、プロジェクトマネージャーとてプロジェクトの採否を検討しています。 ・企業は他に利益の上がっている事業を展開しています。つまり、新しいプロジ...


MBAファイナンス㉑:キャッシュフローの算定 例題2
次は、別の例題を解いてみましょう。 あなたは自動車メーカーのCFOです。 製造プロセスを効率化するため、既存の製造ラインを入れ替える為に、新しい自動化された製造ラインを検討しています。 以下の前提条件を読んで、新しい製造ラインを導入すべきかどうかを検討しましょう・...


MBAファイナンス㉒:所有と経営の分離
今までの記事では、投資の意思決定を正しく行うために、将来のキャッシュフローをどのように見積もるか、それらをベースにどのようにNPVやIRRを計算するかについて説明してきました。 もし、会社のオーナーによる意思決定であれば、オーナーはファイナンス理論を踏まえた正しい決定をする...


MBAファイナンス㉓:EVA(経済付加価値,Economic Value Added)
前回の記事の通り、経営者の評価を利益や部門の規模によって行ってしまうと、経営者のインセンティブと株主のインセンティブが一致しないという事態が引き起こされます。 経営者と株主の向かう方向性を一致させるためには、付加価値による評価が必要であり、その手法の一つが EVA(経済付加...


MBAファイナンス㉔:EVA 例題
EVAについて理解を深める為、例題を解いて見ましょう。 あなたは、CEOで新しいプロジェクトを検討しています。 初期投資として660百万円が必要ですが、結果として今後5年間にわたって175百万円のキャッシュフローが生まれるとします。...


MBAファイナンス㉕:EVA(Economic Value Added)による業績評価、株価を活用した業績評価
EVAを業績評価の基準として導入することにより、経営陣は資本コストをより意識した経営を心掛けるようになり、経営陣によってより効率的な投資が実行されることが期待されます。 また、経営陣は初期投資額だけでなくプロジェクト期間中の運転資本の増減についても気を配るようになり、企業価...


MBAファイナンス㉖:株式による資金調達
前回までは上図の②と③の「投資にかかる意思決定」について説明してきました。 今回からは①と④の「財務にかかる意思決定」つまり「資金調達」について説明していきたいと思います。 投資を実行するには、資金が必要であり、企業のマネージャー(特にCFO)は投資家との適切なコミュニケー...


MBA ファイナンス㉗:負債による資金調達
次に負債による資金調達について説明します。 負債による調達として一番イメージがつくのが「銀行」からの借入であると思います。 負債による調達は、その返済期間に応じて、短期・中期・長期と区分されます。短期が1年以内、中期が1~5年、長期が5年超というイメージです。...


MBAファイナンス㉘:ハイブリッド証券
過去2回の記事で、株式と負債による資金調達について説明しました。 近年は資金調達の手法として、株式と負債の双方の性質をもったハイブリッド証券というものも登場しています。日本では「メザニン(中二階の意味)」という言葉の方が一般的です。...


MBAファイナンス㉙: 3つの利回り
債券に対する利回りは下記の3つがあります。 例として、額面1,000万円、満期5年、利払年40万円の債券が、市場で927.1万円で売買されている場合を考えてみましょう。 ① 表面利回り これは年間のクーポンが、額面に対してどれだけ支払われるかを示す指標です。このケースです...


MBAファイナンス㉚:最終利回りと保有期間利回り
次に、最終利回りと実現利回りの違いについて説明したいと思います。 最終利回りは前の記事で開設しましたが、「満期まで」保有した場合に実現する利回りです。 一方の保有期間利回りは、購入した債券を常に満期まで保有するとは限らないことから、途中売却した場合を想定して、保有期間中にど...


MBAファイナンス㉛:債券の金利リスクとは何か?
前々回の記事で説明した通り、債券を保有することにより実現する利回りは、金利の変動の方向とは逆方向に移動します。(金利があがると、債券価格は下がります。) このように、債券の購入後に金利の変動によって債券価格が変動するリスクのことを「金利リスク」といいます。...


書評:『グロービスMBAマネジメント・ブック』 グロービス経営大学院
本書のタイトルにあるMBAはMaster of Business Administrationの略であり、日本語では「経営学修士」である。 従来の日本では、課長→部長→役員というキャリアパスが一般的であった。 しかし、現代では、経営はそれ自身の専門的な知識を習得すべき対象と...


MBAファイナンス㉜:利子の期間構造(利回り曲線)とは何か?
同じ企業が発行する債券であったとしても、その最終利回り(YTM)は満期までの期間によって異なります。 一般的に、満期までの期間が長い債券ほどYTMは高くなります。 (満期までの期間が短い債券の方がYTMが高くなる場合もあります。)...


MBAファイナンス㉝:純粋期待仮説と流動性選好説
次に、純粋期待仮説について説明します。 純粋期待仮説は、長期の金利は将来の短期の金利の期待値によって決定されるという理論です。 前回の記事での例題で考えてみると、マーケットの期待する1年後の1年債の利回りは9.5%ということになります。...


MBAファイナンス㉞:株式のプライシング
過去数回の記事では、債券に関して説明しましたが、これからの数回は株式について説明します。 発行時点で利息と元本の支払いについて確定している債券に対して、株式の価格の評価は以下の点で複雑になります。 ・株主は会社の残余財産(純資産)に対する所有権を有しています。...


MBAファイナンス㉟:投資機会と企業価値の関係
今回の記事では、企業の投資機会がどのように株価や企業価値に影響を与えるかについて説明したいと思います。 まずは、企業の価値とは何かについて解説したいと思います。 企業の価値は、次の2つの価値を合計することによって計算することができます。...


MBAファイナンス㊱:PER(株価収益率)とは何か?
今回の記事では、株式の収益性を図る指標としてPER(株価収益率)について説明します。 PERは上場企業の場合は、公開情報によって簡単に計算することができ、上場企業同士を比較する上で非常に便利なので、是非覚えて活用してみてください。 PERは以下の計算式で表すことができます。...
bottom of page

