経営の基本戦略は「コストリーダーシップ戦略」と「差別化戦略」に大別されることは第8回の記事で説明した通りです。
また、提供価値を生み出すアクテビティを特定するためのフレームワークとして「価値連鎖(Value Chain)」を第9回の記事で説明しています。
経営の基本戦略とValue Chainnにおけるそれぞれのアクテビティの関係性を示したものが、下記のマトリックスです。
基本戦略と各アクテビティの関係性は一方が他方に影響を与えるとうものではなく、相互にに影響しあう双方向的なものです。
どのような基本戦略を採用するかが、企業内の価値連鎖におけるそれぞれのアクテビティを規定し、それぞれのアクテビティの強み・弱みが採用可能な基本戦略を規定します。
経営者としては、社内のリソースと外部環境を見極めながら、どのような戦略を採用すべきかを判断することになります。
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